急須プレゼントの潜在的な需要を掘り起こせ!

急須の握り方?!

先日の座談会で急須を並べて選んでもらった、という話を先月にご報告しました。
ここで発見したのですが、今の若い子、自宅に急須がない子や普段使っていない子は、「急須の握り方がわからない」と言うんです。「おいしいお茶の淹れ方」ではなく「正しい急須の握り方」!!
朝日新聞の天声人語に、高校の家庭科の授業でお茶の淹れ方をやったら、急須に茶葉と水を入れて火にかける子がいた、という記事がありましたが、握り方がわからないくらい急須が遠い存在なのだということを、改めて感じました。
急須をどう持つのか? 最後まで絞ること。そして、火に直接かけないこと。そういう私たちが基本のキと思っていることを、改めて伝える必要性があるのだな、と思い、「急須のトリセツ(しおり)3650」を作ってみました。

英語表記したら格が上がる?!

若い女性にしおりの試作品を見ていただきながら商品企画を進めたのですが、そこで「英語でも書いて欲しい」という要望が複数出てびっくり!!
曰く「英語のシンプルな表現の方が理解しやすい」「ホームステイで海外に行く時に役に立ちそう」「外国人の日本通の人にプレゼントしたら喜ばれそう」「英語があるだけで、急須は地味というイメージから脱皮できる」「なんか英語があると今っぽい」
へええええ。と思い、英語表記を併記したのですが、そうすることでいきなり急須が日本が誇るインターナショナルな存在に思えるのが不思議。格を上げるための英語表記は、アリかもしれません。

急須はキエモノ?!

普段急須を使わない人はデザインで選びますが、普段使っている人は、デザインより前に「洗いやすさ・手入れのしやすさ」と「容量(何人分?)」がポイントになります。網の種類が色々あるとテンションが上がり、「ぐるり網だってー、どう洗うの~?」とか言います。急須の網のクリーニングをしますよ、というようなアプローチは専門店として評価が上がりますね!
また、普段使う人にとっては急須は消耗品という発言に、なるほどと唸りました。出産内祝はキエモノ、高額の場合はちょうど良い食品がないのでタオル(タオルも消耗品だから)という発言は沢山ありますので、急須が内祝に選ばれる素地はあるということです。急須がプレゼントされる潜在的な需要、掘り起こしましょう!!