こども店長と商店街

こども店長の日

 8月の夏休み、「こども店長の日」をやりました。一枠30分。最長2時間まで。チラシで募集し、ちらほらと予約があり、実際は当日参加もあり、5歳から6年生までの参加が10名以上になりました。
 兄弟での参加や、お友達との参加もあり、パパママおばあちゃんなどがついてきてくださるので、とてもにぎわいました。エプロンだけでなく「子ども店長」「子ども副店長」「子ども店員」「バイトリーダー」という色違いのタスキを用意して、時間ごとに役割を変えたりして挑戦してもらいました。

呼び込み、がんばる!

 お仕事は、店頭試飲。抹茶ミニシェイカーを使った抹茶ミルクや抹茶レモンスカッシュ係。実際にお金をやりとりするレジ。
 もっとも大変だったのは呼び込みで、「冷たい水出しのお茶3種類、飲み比べして、投票しませんか~?」と声をかけるのだけど、なかなか足は止まらない。素通りの連続。
 「忙しいのかなあ?」「お腹がすいてるんじゃない?」「ボク、オトナになったら、急いでて飲めないときでも、目を合わせて笑顔でごめんねって言う人になる!」とか。心は千々に乱れる(笑)。
 だからこそ、立ち止まって投票して、店内でお買い物をしてくれたりするとうれしくて、「ありがとうございましたー」と大きな声で感謝を伝えていました。

商店街の新しい役割?!

 日本茶の水出しを、味見して、好きになって、ボトルを購入してくださった家庭もあり、抹茶ミニシェイカーの存在を知って「おうちでつくる!」とねだられて購入してくれたおばあちゃまもいましたが、何よりも「リアルな商売の楽しさ」を感じてもらえたのがよかったです。
 「ふだんの生活の中では、知らないオトナと雑談をする経験がないので、社会経験としてすごくよかった」という親御さんの感想もあり、対面販売の小売店や商店街の果たす社会での新しい役割かもしれない、とも感じました。