ワークショップの仕掛け方

コトを売るバカ?!

先日、尊敬する経営者の方とお話しをしていたら、「コトを売るバカ」というキーワードを何度か使われて衝撃を受けました。「モノよりコト」の時代と言われ、どうやって「コトを売るか?」と考えがちですが、その方は「体験したら買いたくなるというコトの売り方は脇が甘い」とおっしゃるのです。「体験してもらう」ということ自体にきちんと価格をつけないと、結局小売店で体験して、ネットで最安値の店から購入する、というパターンに行ってしまう。寝心地が良い布団を販売したいなら、その布団でお昼寝をすることにお金をもらう、という発想が大切だとおっしゃいました。おお。。。。目からウロコ。

新茶でドライフルーツティー

5月8日に神楽坂の楽山さまの店頭で、フィルターインボトルを使った新茶のテイスティングイベントをします。今回は新しい試みとして、国産のドライフルーツを新茶に浸して、ナチュラルフレーバーティーとして提案してみたいと準備しています。
 このイベント、いつも参加費を500円いただきます。その時にキャッシュバックチケットを渡してテイスティング後にお買い物をしてくだされば500円引きにするという仕掛け。喫茶営業の許可がないと出来ない仕掛けですが、必ず物販に持ち込めるし、お客様の質が上がります。

乾物ごはん カンタンレシピ

もう1つ。4月14日に「くみこばぁばの乾物ごはん」のワークショップをしました。6種の乾物で各4レシピ。全部で24種の料理です。内覧会の時には「試食」していただいて作り方を口頭で説明していたのですが、今回は商品誕生の主旨と背景を説明した後に用意した18種類のメニューをバイキング形式で召し上がっていただいた後、ほとんど料理経験のない男性社員2名が3種類のメニューを目の前で作り、出来立てを試食。その後に各テーブルで実際に超簡単メニューを参加者自身で作ってもらうという流れでした。
 すごい盛り上がりでビックリ。アンケートを読むと、自分達が調理をしたこと、素人そのものの男性社員でも美味しく作れていたことから「カンタン」が伝わったことが分かりました。きっと手慣れたハシモトが調理してみせても、一方通行で「あなただからカンタンなんでしょ」となってしまったと思うのです。そして、体験が「スキ」につながるのです。この体験をどう物販につなげるか、深掘りしたいテーマです。