日本茶のインフラを拡散する

向かい風を追い風に変える

内覧会の勉強会で全国をまわっています。その中で、お客様から教えていただくことに、びっくりしたり感動したりします。本日は2つご紹介しますね。1つは「急須を使わないお茶の淹れ方教室」。もう1つは「社長さんが営業する地元企業の周年記念品」です。
へええええーーーっ、向かい風を味方につけるワザが光っていました。

急須を使わないでおいしくお茶を淹れる方法

1つは鹿児島で。PTAから「おいしいお茶の淹れ方教室」の依頼があり、その打合せに行ったお茶屋さん。子育てママたちから「急須を使ったおいしいお茶の淹れ方を教えてもらっても、家に急須がないから意味がない。急須を使わないおいしいお茶の淹れ方教室をやって」と真顔で言われたそうです。
「鹿児島は生産量第2位なのに、そんなこと言われたんですよ~」ととてもショックを受けていらっしゃいました。でもこのお茶屋さんは「これが現実。この現実を感動に変えたい」と考えて、マイボトルを使ったシャカシャカ抹茶を提案して、「飲んだことないミラクルなお茶」と噂になるほどの大好評を博したそうです。
マイボトルに抹茶2g・水200cc・氷2個。シャカシャカするという方法がウケたんですね。「マイボトルは急須よりも普及率が高いんだって実感しました」とおっしゃっていました。

フィルターインボトルを地域に普及させる作戦

もう1つは消費地で。商工会議所や法人会でいつもみたらしちゃんの一煎パックを配っていた社長さん。「いつも種まきばっかりで、どうやって刈り取るんだって暗澹としていたんだけど、フィルターインボトルの名入れが12本から可能だという話を聞いて、ひらめいた!!」とのこと。地域の経済団体では、企業の創業年度がわかる名簿があるので、それをもとに「〇周年の記念品にどうですか」と個別になにげなく営業するようにしたら、結構反応がよいそうです。「お茶だけでは周年記念品は難しいけれど、名入れのフィルターインボトルと一緒だと可能性が広がります」「これで急須がなくても日本茶が淹れられるインフラが地域に広がっていけばいいですね」とおっしゃっていたのが印象的でした。
3月8日の本社内覧会が最終回。「現場力を活かすマネジメント」というお話を本邦初公開で厚かましく恥ずかしい気持ちを押してお話しますので、ご都合がつく方はぜひいらしてくださいね!こういう事例、たくさんお話いたします。(内覧会の予定と申込みはこちら)