リーフティーカップと多様性

リーフティーカップ、大人気!

 リーフティーカップ!! 販売初日の12月1日には、JA掛川市様がオリジナルの茶葉のリーフティーカップを、市内のJA各店、コンビニ、観光施設などで販売し、複数のメディアに取り上げられました。追加注文も即いただき、反応がよいことがうかがえます。
12月5日には、有楽町駅前で試飲イベント。冷たい雨が上がってからは、お湯を沸かすのが間に合わないほどの盛況で900杯の試飲と、持参した「3個入り350円」60袋は1時間で完売。
「すごーい、ほんとのお茶ってかんじー!」「施設に入居した母にプレゼントしたい」「あったかくて、ほっこりする~」「どこに行けば買えますか?」など、たくさんのコメントをいただきました。

2杯目、さらにおいしい

 中でも刺さるポイントは、「2杯目さらにおいしい」というキャッチフレーズ。茶業界の人間にとっては、2煎め、3煎めがおかわりできるというのは常識ですが、案外知らない人が多いのです。ここは、コーヒーとの大きな差別化ポイントです。
 お茶屋さんからのアンケートでは、「抽出時間が短いので一杯めが薄く、2杯目の方が濃い」という指摘が多かったのですが、これを逆手にとって「2杯目さらにおいしい」と言ってみたら、単に「おいしいですよ」と呼びかけるよりも、格段に違和感があるのか「えっ!?」という反応で興味が深まるのです。こうやって、「買いたくなる」ためのスキルを茶業界全体で磨いていけたらいいな、と思います。

競争ではなく共創

 海外の機械メーカーさんが、吉村をパートナーとして選んでくれたのは、一社独占ではなく「多様性」が決めてでした。リーフティーカップを500個から自社のお茶で作れたら、カンタンではあるけれど多様性のあるお茶の世界を創出できそうです。日本茶。誰かが勝ち残るのではなく、日本茶というカタマリで生き残りたい。競争ではなく共創の精神で、次世代の日本茶の扉を開きたいです。