お茶は主役じゃないでしょ?!

おいしい和菓子といっしょ。
どんなときに日本茶を飲むか、という質問の中で、「気合を入れておいしく淹れようと思うのは、おいしい和菓子をいただいた時。」という答は、ダントツです。(ヘビーユーザーは「ケーキだって日本茶。」とおっしゃいますが、50代以下は「ケーキには紅茶・コーヒー」が主流ですから。)
そして、「駅ビルのテナントで和菓子屋さんとお茶屋さんが隣り合っていても、お茶と和菓子をセットにしていないのはなんで?」という素朴な質問をされてしまいます。
お茶とお菓子がセットでティータイム?

そういう発言の根底には「お茶だけのティータイムってイメージできない。」という考え方があります。お茶だけを買ったり贈ったりするのは、「お茶葉」というモノでしかなく、お菓子が添えられて初めて「ティータイム」という時間(コト)に進化するというワケですね。これは、デパ地下でおこわやお弁当を購入する際にも「おいしいお茶のティーバッグが付いてたら、満ち足りたランチタイムになりそう。」という発言にもつながっています。

異業種とのコラボレーション。
現在のお茶屋さんの売り方は、「何は無くとも日本茶。」というヘビーユーザーには最適ですが、脇役として、コーヒー・紅茶と並ぶ「ONE OF THEM」として日本茶を捉えている層にとっては敷居が高いのかも知れません。店舗を離れて、異業種の懐に飛び込んでお茶を販売するという切り口も、これからは必要になってくるのではないでしょうか?