急須の選ばせ方

女性はペチャクチャ力!?

 グループインタビューの季節です。6月には、本社東京で6人グループを4回。7月には、福岡、京都、静岡とまわります。初対面同士が集まるのですが、女性はほんとによくしゃべりますし、すぐに仲良くなります。私たちはこれを『ペチャクチャ力』と呼んでいます。そして、驚いたこと、発見したことを、人に伝えたいという伝播力も持っています。最近、試飲や体験を交えるのですが、「完コピして友だちに対して同じことを教えたい!」とおっしゃるのですよ。お菓子も大切です。お菓子を食べつつワイワイしゃべるから、楽しくなるのです。

実演か体験か?

 今年は、6つのコーナーをまわっていただきながら、「量販店棚で買いたくなるデザインをヒヤリング」「複数の茶器を展示したコーナーでどう興味を持つか?」など、みたらしちゃんやセカンドラインのコーナー以外にも新しい角度で対話するというチャレンジをしました。特に茶器のコーナーは面白かったです。10分という制限時間の中で、茶器の説明をいくらしても、ほんとに伝わらないのです。どう実演するか、どう体験してもらうか、が引き金なんだということを実感しました。

茶器のワークショップ!?

 急須祭り、全品〇割引、という切り口は、そもそも急須を使っている方への切り口です。急須を持っていない方には、急須を体験させる、知ってもらうことが第一歩。茶器のワークショップをもし確立できたら、日本茶の茶葉の需要は一歩前進するかもしれません。もしも急須祭りをするのであれば、「どの茶器はどういう用途で使えるか」という用途別に分類することをお勧めします。一人で愉しむ。気の張る目上の人に淹れる。みんなでワイワイ楽しむ、などの生活シーン別の視点で急須やフィルターインボトルなどを提案してみましょう。茶器が売れれば、茶葉の需要はついてくる!はずです。