内容量の記載単位

総重量の内訳を記載する際の「mg」は、使わないのが無難!!

  1. ティーバッグや飴玉等、一つの袋の中に同じものがいくつか入っている商品の内容量欄には、総重量の後に「(○g×●P)」と言った内訳を記載している場合があります。この内訳の記載については、表示義務はありませんが、いくつ入っているかがすぐにわかることから、実施している業者さんが多いのが現状です。
  2. しかし、その内訳の表示の中で、「(○mg×●粒)」の様に、単位にmgを用いて記載することは望ましくはなく、総重量のみにするか、内訳表示を個数(又は粒数)だけにされることをお勧めします。
  3. なぜなら、mgは非常に細かい単位(1g=1,000mg)であることから、1個(又は1粒)の重量をmgで表示しても、消費者はその重さを実感できない可能性が高く、なおかつ、とても細かい形状のものであるが故に、計量誤差が生じやすくなるためです。

単位の内訳表示の際にmgを用いることは、表示違反にはなりませんが、上記の理由によりお勧めはしない、と、計量検定所からアドバイスを頂いたため、今回取り上げさせて頂きました。ご参考にして頂ければ幸いです。