進化するオトコたち?!

グルインの旅、終わりました!

4月にグルインの旅が終わりました!今回は東京で5回、静岡・大阪・宮崎で各2回という道中でした。
東京はモニターさん登録を沢山していただいているので、「子育て一段落」「子育て真っ最中」「結婚していて子どもがいない」「未婚」の女性と、それぞれモニターさんの属性を分けてお話を伺いました。あともう1回は久々の男性座談会!
特に面白かったのは、数年ぶりに開催した男性の回です。20代後半から50代までの男性でしたが、50代以外の方は家事もしていて、趣味もマイペースで楽しまれていて、生活感があって、饒舌でした!「家のことは奥さん任せ」「お茶は淹れても後片付けはしない」「仕事中心」という数年前に比べ、大きな変化を感じました。

石臼で碾茶を挽くマニア!

「よく購入するお茶は碾茶」という50代男性は、休日に石臼で抹茶を挽くのが何よりの楽しみとのこと。挽きたての抹茶の香りは、その一瞬の宝物! 「挽く」というプロセスを楽しまれていらっしゃいました。茶筅は使わず、粉末茶のように湯呑みに抹茶を入れてお湯を注いで飲むそうで、「会社ではいつもコレ!」と実際に持ち歩き用の容器を見せてくださいました。自宅では急須で煎茶ですが、急須を洗うのは奥様の仕事。会社では生ゴミを捨てることが憚られて、抹茶を持参し自分で淹れるスタイルに落ち着いたそうです。
他の男性は会社では缶コーヒーかペットボトル。女性のオフィスでのマイボトル率は急上昇中ですが、「上司に、そんなお茶淹れてるヒマがあったら仕事しろ、と怒られた」とか、「なんとなくマイボトルはみみっちいみたいな感じがして踏み切れない」とか、「ティーバッグならまだしも、会社で急須はあり得ない」という意見続出で、会社でのお茶生活は効率重視。
また、女性ではピラミッド型のナイロン紗の緑茶ティーバッグの認知度は上がっているのに、男性は「日本茶のティーバッグはビジネスホテルの備品の味」「紙の匂いがしてマズイ」「ペタンコで針金付き」「飲まなきゃよかったと後悔する代物」と日本茶ティーバッグのイメージは惨憺たるものでした。

急須のノズルの茶渋について語る!?

逆に家では茶葉で飲んでいます。ご飯も作るし、後片付けもする立場から、「急須のノズル部分の茶渋がいくら頑張っても上手にとれなくてストレス。今は急須は使わず茶こしで淹れるか、紙のお茶パックに詰めてマグカップに入れてお湯を注ぐ」とか、「ノズルの茶渋は竹酢液に一晩つけたら一発でとれるよ」「いや、僕はあの匂いが駄目なんだよねー」とリアルな会話の応酬もあり、日本男子の進化を目の当たりにした次第です。
あと、男子ならではの特性としては、「ラーメン食べ歩きが高じてラーメンのスープ作りにはまっている」「3.11以降地産地消の野菜が大切と考えて、自転車にリュックで休日は買い出しに行き、その食材で料理を作る」「城、それも一般人から見ると単なる野原や溝のような昔の山城の跡を、過去をイメージしながら一日で三万歩歩く」「碾茶を購入して抹茶を挽く」など、誰と群れるわけでもなく、流行に追われるわけでもなく、自分の好きなことをながーくふかーく極める傾向です。今どきの男性が日本茶にはまると、一過性のブームではなく、その魅力の虜になっていくのではないでしょうか?