女子高生つけまつげ事件!

 2000年6月に東京と静岡で「女子高校生のグループインタビュー」を実施しました。
ツケマツゲが… 

「すみませーん。まつげが落ちちゃったんですう!」という声。湯呑みをふうふう冷 ましていた猫舌のA子さんが、きまりわるそうな声を上げる。「あららぁ…。まつげ 一本のことで、なんとたいそうな…」と思いつつ、湯呑みの中を見ると、 びろーん ! クログロと存在感あふれるツケマツゲが…。 
 こうやって、(株)吉村初体験「女子高校生のグループインタビュー」の幕は開いた のでした。
静岡と東京の格差くっきり! 

 おんなじコギャルのカッコをしてても、緑茶に関する生活実態には、ものすごい差があります。
「新茶の季節を知らないなんて日本人じゃない」とのたまう静岡組、6人中5人が正解。 
 一方東京組は 「収穫の秋だから9月?」「夏も近づくって歌があるんだから6月でしょ」と、てんでんバラバラ。
 東京の女子高生の半分以上が「日本茶いれたことナイ」と語る一方、「別に深く考えないでいれてる」「食事の時は、私がお茶当番」と言う静岡組。
 育った環境って、ものすごく影響があるのだなぁ、と深く感じた座談会でした。
口コミ・キョーレツ! まわし飲みでCHECK!  

 新しいモノはコンビニだけど、ドラッグストアの方が面白い!「何か面白いモノないかな?」というノリで、目的買いではないショッピングを楽しむ女子高生。
新製品が出ると、必ずチェックするのが、彼女たちのお約束。たとえば、「生茶」「しみじみ」「GREENS」など緑茶ドリンクが相次いで新発売された時には、友達と一本ずつ買って、一口ずつ回し飲みしてチェック!! 口コミはキョーレツです。
1年中、冷たい飲み物しか飲まない?! 
 「寒い時でも冷たい飲み物」がスキで、「熱いのは苦手」。これは、東京・静岡双方に共通しています。
「熱い湯呑みは持てないから、マグカップしか持っていない」「飲みたい時はノドが渇いた時だから、冷蔵庫に直行する」「冷めるのを待つのが面倒」など、熱い飲み物の受難を感じます。
 究極は、「ひとりで自宅で夕飯を食べる時は、コンビニ弁当かカップラーメン。飲み物は浄水機の水。」という東京・女子高校生の発言でした。

でもね、緑茶の味はスキ☆ 
 スタイルに敏感な女子高生にとって、「ノンカロリー」はとっても魅力。ジュースやアイソトニック飲料は 「甘くてヤバそう」という感覚です。だから、茶系飲料は安心できて人気が高い。
 その上、味についても「緑茶はさっぱりしていておいしい」「後味がすっきりしている」と好評です。ペットボトルの緑茶は、リーフの敵ではなく、消費の裾野を広げているととらえることが出来ます。
 今業界に必要なのは、ライフスタイルの変化に合った、ペットからリーフへの掛け橋商材の開発ではないでしょうか?