女子会プレゼント

一人分の経費でプチ贅沢?!

全国的かつどの年齢においても「女子会」はかなりの頻度で開催されている、と感じた今年の消費者実態調査でした。地方に行くと「女子会」という言葉をあまり使わない地域もあるのですが「高校時代の同級生と飲み会」「ママ友の家にお呼ばれ」という感じで語られる内容は、東京の座談会でものすごい頻度で語られた「女子会」そのものです。「家族や夫婦の食事とちがって、自分の分だけ払えばいいから、ちょこっと贅沢するなら女子会よね」というのが共通見解です。
女子会は3人から6人くらいが多いのですが、集まると自然発生的にプレゼント交換する、という確率が高くてビックリ! 「これ、おいしかったのー、食べてみて!!」「これ、今マイブームなの、使ってみて!!」という感じです。自宅にお呼ばれの場合は、みんなでその場で食べられるモノを持ち寄るのですが、外で集まる場合には、かなり高いプレゼント出現率でした。

量より質とセンスで選ぶ

このプレゼントで多かったのは、「かりんとう」「ちりめん山椒」「おいしいだしパック」「紅茶のティーバッグ」など、軽くて賞味期限が長くて普段使いにはちょっともったいないモノです。基本、スーパーで普通に売っているモノは選ばない。あまり出回っていないモノ、手作り感があるモノなどが選ばれます。
 食べ物以外でも、「ポチ袋」「ストッキング」「キッチン小物(かわいくて小さい)」などもあります。基本は消耗品ですね。自分だと日常使いには買えないな、というグレードであることが大切。明らかに量より質の世界です。大企業より中小企業の方が戦いやすい市場と感じました。
「日本茶でも、すんごくおいしいティーバッグ、香りがきちんとするとか、そういうのがちょこっとならあり得る」「新海苔とかすごくおいしいし、通っぽいのでいいと思うけど、でっかい四角いの(全型を指す)ではバッグに入らない」など、中味と同じくらいパッケージは大切な要素です。
また女子会があるからわざわざ買いに行くのではなく、もともとまとめ買いしてあって、それをついで感覚で持参する人が多いのも特徴。賞味期限が近くなったら自分で食べてしまうらしいのですが、「プチ贅沢」として許容している様子がわかりました。

ワインに代わる緑茶飲料?!

おうちで集まる場合には、食べ物や飲み物を買って行ってその場で食べる、というパターンが主流。デパ地下は大活躍です。この時に飲み物担当になった場合は、結構困る。飲み会なら「ワイン」とか「カクテル用のリキュール」とか女子会的なお酒を選べるが、アルコール以外だとハタと困る。
ハイグレードのジュースは、お菓子に合わない。冷たいモノは結局2リットルのペットボトルになってしまうのだけど、残念な感じ。という話がチラホラ。女子会お持たせをイメージした日本茶の出番、何かできることがありそうです。