中国人座談会に挑戦!!

両替された万札が出番を待つ?!

両替された万札が出番を待つ?! 夏のシャカシャカイベントでのことです。観光地ということもあって、たくさんの外国人観光客が日本茶に興味を持って話しかけたりしてきます。ひとことで外国人観光客といっても、中国人観光客がとても多くいらっしゃいました。中国人観光客のお財布の中には、日本円に両替されたお札がびっしりだけど、なんかとても忙しそうだし、言葉が通じないし。モタモタしているとあっという間に去っていってしまいます。しかし通訳の方がいて言葉が通じると、いきなり12個とか1ケースとかのオトナ買い。輸出より前に、この日本円に両替した中国人観光客の方に、サクサクっと日本茶を買っていただくパッケージを作りたい、と考え、はじめて「日本在住の中国人の座談会」に挑戦しました。社員の誰もが中国語がわからないので、「日本語話せる方」という募集をし、留学生の方を中心に東京と大阪で集まっていただきました。
「日本ぽい」がポイント
まず、中国人も若い女性は茶葉から抽出しないペットボトルが主流ということにびっくり。中国ではお砂糖の入った緑茶飲料なのだそうです。
最初に、煎茶・玄米茶・ほうじ茶を飲み比べていただいて、投票していただきましたが、ダントツで煎茶が人気、時々玄米茶という感じ。お茶の色が緑だと「日本ぽい」と感じるようです。この「日本ぽい」というのが、お土産のキーワードでしたねえ。
たとえば、茶畑の写真を見せると、「全然日本ぽくない。中国で見慣れている」と一蹴される。でもここに富士山が写っていると「日本ぽい」と評価はアップします。また風景だけの写真は「寂しい」、日本ぽい人物(舞子さんとか?!)が写っていた方が「日本ぽい」。
また、写真を使用しないデザインの茶袋を見せると、和紙の質感だと「日本ぽい」と評価されるけれど、アルミだけだと「中国にもある」と仕分されてしまいます。若い女性でも「かわいい」「淡い」には反応が低く、ビビッドだったり「渋いっ!」て感じの和紙の方が「日本ぽい」という評価でした。
「日本ぽい」がポイント
気張る VS 配る

気張る VS 配る お土産には2通りあって、目上の方(先生とかおじいさんとか)に贈る場合は、5千円以上をかけるようですが、面子が大切なので、見てくれゴージャスがポイント。急須とお茶缶のセットのポイントが高かったですね。
親戚・友人などに配るときには、千円までの予算です。ドラッグストアで買う資生堂の化粧品小物が最大のライバル。1個○○円だけど3個まとめたら○○円とか、○個買えば1個オマケみたいな売り方だと衝動買いしてしまう、という意見が多かったですね。
イメージとしては、日本人が団体さんの名前の入った旗についてゾロゾロ歩いていた時代と同じ、近所へドーッとマカデミアナッツチョコを買って帰ったイメージです。1個ずつ配れることも、選ばれる一つの要素です。