ターゲットをリアルに。

▼南仏の暮らしがキーワード!?

「お気に入りのお店やブランド」を座談会で挙げていただくなかで、最近こんな傾 向?と気づく点があったので、それをお話ししたいと思います。
たとえば雑貨屋さんの話。南仏のライフスタイルに特化していて、自然素材しか扱わ ない。店舗什器も本物の木で、キズがついても「それが味。」というスタンス。ライ トも南仏の陽射しをイメージさせる温かい色合い。商品の色も白か生成りかベージュ でその他の色を店舗内に持ち込まない。決して安くはないけれど、とてもお気に入り のお店。
この雑貨屋さんの例がもっとも象徴的だったのですが、消費者はその店の中でイメー ジされているライフスタイルを、ちょっと手を伸ばせば届くと感じて、自分の生活を そのイメージに重ね合わせて(たとえ一部だけでも)、商品を購入しているのではな いか、と感じました。

▼細分化する年齢の区切り。

今流行りの本や化粧品を見ても、27歳からの、とか31歳の、とか、指定している年齢 が細分化しています。とてもターゲットをリアルに定義している。もちろん市場調査 の結果という側面もあるのでしょうが、「20代後半の女性向き」と定義するよりも 「外見だけキレイ派と内面も磨く派の差が出る27歳からの」とリアルに定義すること で、ずっと自分の生活に引き寄せられるのではないか、その結果購入に結びつくので はないかとも思います。
▼リアルなターゲット像。

これは商品開発をするときにもきっと応用できますよね。「若い人向け」という漠然 としたターゲットではなく、給湯室にお湯は常備されているけれど三角コーナー チェックが厳しいお局さまのいるオフィスでも、ゆったりおいしいお茶を飲むための ○○みたいな感じ。デスクワークのPCの周辺の「ちょっとイイカンジ」のイメージを くっつけて、髪を振り乱して仕事をしているわけじゃないけれどそれなりの遣り甲斐 もあるという感じ。まずはそんな風に、ターゲットをどんどん細かくホントッぽく立 ち上げてから、そんなターゲットが好む商品という風に落としていく‥。結構おもし ろいのではないでしょうか?