わざわざ来る価値。

20161122_a脳が活性化?!
秋冬カタログの内覧会が全て終了し、今は次の新茶カタログに向けてワクワク試行錯誤しているところです。
今年の内覧会では、「わざわざ来ていただくために何が出来るか?」「カタログ注文とのちがいをどう感じていただくか?」ということがテーマでした。新しい試みとして、二つチャレンジ!!
一つは本社と静岡の合同内覧会。もう一つは、一煎用袋の量り売りです。
両方とも初めての試みだったので、てんやわんや!!でも新しい挑戦をする時は、社員も私も脳が活性化している感じで、テンションが上がります。新しい扉を開くのは、少し怖いですが、わくわくしますものね。
20161122_b競争から共創へ。
本社・静岡合同内覧会は、本社からバスを出しました。バスの中では過去の内覧会セミナーDVDを視聴していただき、到着後は、エスプリの工場見学と名刺交換会と欲張って企画しました。
なんと台風が来て、いったいどうなることかとドキドキハラハラしましたが、ご参加いただいたお客様から「参加してほんとによかった!」と笑顔で言っていただけて、ほんとうに嬉しかったです。
特に工場見学に参加されたお客様が「こんなに手間をかけて1枚1枚袋を作っているとは思わなかった。帰ったら社員にも伝えます」と声をかけてくださったり、工場のオペレーターが「いつも使わせていただいていますよ。衛生的で品質管理が行き届いていて安心しました」と直接お客様からの声を聞くことができたり、とても励まされ、袋を製造するという吉村の根幹の仕事に誇りを持つことが出来ました。
また、お客様同士が和気藹々と名刺交換をされている姿を拝見して、「競争から共創へ」という、最近よく言われるキーワードが説得力をもって迫ってきました。オールジャパンの視点で、日本茶の存在感を高めていくという風に考えれば、お茶屋さん同士はライバルではなくパートナーなのかもしれません。あるお客様がおっしゃった「情報はギブ&テイクだから、発信する人に新しい情報は入ってくるんです」という言葉が心にしみました。
20161122_c体験してわかること。
一煎用袋の量り売りは、そもそもは、お客様の声が出発点。「70種類以上ある一煎用茶袋。レジ横でちょこっと置いていた時にはたいした売上ではなかったのだけど、どーんと大きな什器に入れて店舗のど真ん中に置いたら、日本茶に興味がない人でもくるくる什器をまわして購買に結ぶようになった。お客様はメッセージで選んでいるので、いろいろな種類の茶袋を使いたいが、各100枚単位だとロットが大き過ぎる。かといってミニショップだと、1枚当たりの単価が上がる。いろいろな種類で計100枚になったら、100枚単価が適用できるようにならないだろうか??」・・・・・ふーむ。
そこで考えました。内覧会限定で、量り売りをしたらどうかなって!! どんなデザインの組み合わせでも、何枚ずつでも合計200g以上になればOK!物流管理課チームが考えたコーナー陳列方法で、各営業所をまわりました。好評だったのですが、特に嬉しかったことが二つありました。
一つは、あるお茶屋さんが1日目に試しに社長様ご自身で購入して帰られ、翌日に女性社員さんを連れて再訪され「僕のセンスより女性のセンスが大切だな、と痛感したので、女性社員を連れてきました」と女性社員さんのセンスのままに前日のご購入に上乗せしてご購入いただいたことです。後日、なんと量販店の棚に並べた写真もお送りいただいて、「一煎用袋は専門店様の商材」と思い込んでいる私たちの固定概念が吹き飛びました。
二つめは、女性2人で選んでいたお客様が「あーっ、こうやって色々相談しながら迷ったり選んだりするのって楽しい!!お客様がこんな気持ちで選ばれるんだなってことを、体験できてよかった!」とおっしゃってくださったことです。