さらば!グラム単価の呪縛

コスパで選ばない

もっと小さいの、ありませんか?
2.5グラムが5個入りで500円。これが11月に販売していた深蒸し茶ティーバッグ。今、並んでいるのは、3.0グラムが15個で1,080円の国際線ファーストクラスで採用されている深蒸し茶ティーバッグ。
コスパで買うのであれば、15個入りティーバッグだと思うのですが、実際に店頭で、「もっと小さいサイズはないのか?」と聞かれ、そのたびに「今並んでいるのもおいしいし、お得ですよ」とオススメしても購入に至らない、という場面がありました。

ちょうどいいいサイズ。

他人にプレゼントする場合は、「なんか沢山すぎてあげるのに躊躇する」「日常茶って感じがして、イイモノと伝わらないんじゃないのかと不安」というのが、小さいサイズを熱望される理由です。
ご自身で購入する場合は、「いろんな飲み物を楽しみたいのに、マンネリになりそう」「最後までおいしく飲み切れるイメージがわかない」というのが、大きなサイズに踏み切れない理由。
単純な損得で測れない日本茶エントリーユーザーの心理が働いていると思います。

総額とサイズ感が決め手

今までの日本茶の価格は、原料の茶葉の価格をもとに積み上げて決めてきました。つまりグラム単価が基本でした。
けれど、エントリーユーザーは直感的に使いきれるサイズ感と総額が決め手。うまくいくと、自家消費だけでなく、友人にちょこっとお世話になったときに配る「バラマキギフト」にも採用していただけます。さらにうまくいくと、いただいた方が「おいしかったから」と購入しに来てくれます。
日本茶エントリーユーザーには、総額とサイズ感!!意識していきたいですね。

※日本茶エントリーユーザーとは
普段ペットボトルのお茶を飲んでいるような方で、これからおうちで茶葉の消費をスタートする人のこと。