お試しあれこれ

サンプル百貨店

 弊社HP担当のI子氏は、サンプル百貨店にはまっています。先日、リアルサンプルプロモーションに参加した後は、まるでメーカーのマワシモノのように、開発苦労話やら「なぜこの商品は従来品とちがうのか」やら、アツク語っておりました。
 
 「サンプル百貨店って何?」という方は、WEBで検索してみてください。欲しいと思う人にサンプルが届き、尚且つ感想も集められ、口コミで繋がる、なるほどお‥という感じのビジネスモデルです。 
 最近、この「気軽に試せる」という部分が、座談会で企業を評価する場合の、一つの重要な要素になっている気がしていますので、いくつかご紹介しますね。 

 


テイスティングフェスティバル?!

 「お気に入りの茶専門店」として20代30代40代の女性から、しばしばお名前が出る「ルピシア」さん。ここでは「ダージリンフェスティバル」「武夷岩茶フェスティバル」などのイベントをされていて、アンテナが高い女性から「すごい奥が深いお茶の世界を知って感動した」「こんなに味や香りに違いがあるなんてビックリ!」「さすが専門店・プロの世界という感じ」と評価はとても高いです。
 30種類以上のお茶がテイスティングチャートに添って、思い思いのペースで試飲できることが魅力とか。
 「好きなお茶を三つまで投票できる」のも参加意識をそそるそうで、全種類制覇に気合いが入り、いつの間にやら「にわか茶通人」という仕掛け?! 
 二人で入場できるチケット制とのことですが、「彼氏と行ったらケンカになりそうなので、お茶好きになれそうな友だちと行く」ということ。
 こういうところで、きちんと見込み客を増やしていらっしゃるのですね。 一時間の入替制なのだけど、最後には宅急便で送るくらい購入してしまう、という方もいらっしゃいました。


購入点数と同じ数のサンプルを差し上げます?!

 お茶ではないですけれど、化粧品のオルビスさんのサンプルの差し上げ方もオンナゴコロをくすぐる、と座談会で挙がります。商品を購入すると、同じ個数のサンプルを「○○ください」と自分で希望してもらえるらしい。いつも購入している商品のサンプルをもらえば旅行用に使えるし、気になる商品のサンプル(いつもはホワイトニング用のスキンケアを使っているけれど、漢方薬っぽい名前のスキンケア商品にも興味があるとか)をもらって試すこともできる。
 そんな風にサンプルをもらうことを繰り返すうちに、スキンケアだけだったのに、クレンジングやメイクやその他モロモロまでオルビスさんになっちゃった、という女性もいらっしゃいました。
 きっとサンプルもテイスティングも「押し付けられるのではなく自分が選ぶ」ということがポイントだという気がします。こういう話は、だいたい50歳前後に何か境界線のようなものがあり、50歳以上は「面倒臭い!」という反応で、それ以下は「おもしろーい!」という反応です。