お歳暮見極めキャンペーン。

「うれしい」より「助かる」お茶ギフト。もらってウレシイのは消えてなくなる消耗品。もらって迷惑なのは趣味が出る食器やインテリア小物。これは以前からよく耳にするコトバです。もちろん我等が日本茶は、「賞味期限が長く」「好き嫌いを心配する必要性がなく」「健康に良く」言うことなし!
でも最近気になるキーワードを、座談会で仕入れました。曰く「フタを開ける時にドキドキしない。」「食品というより、石鹸・洗剤をいただいた時のような気分。」「うれしいというより助かるという感じ。」
お茶ギフトはお約束通り。いただく時はもちろん、こちらが送り手となる時にも、「お茶ギフトはお約束通り」という発言はよく聞かれます。
「豪華絢爛」「重厚長大」をキーワードに、玉露・特上煎茶・極上煎茶という「私こそ高級品!」というラインナップ! 自分の予算と相談しつつ、パッケージを見比べて選ぶけれど、なんだかワクワクしない感じ。
抹茶入り玄米茶やほうじ茶のギフトがなぜないの? どうしてパッケージはコテコテの和風なの? 消費者の素朴な疑問は次々に湧いて来ます。
(ちなみに「特上と極上と最高級は、どうちがうんですか?」という類の質問は近年増加傾向です。流通が等級を「あいまい表示」として使用しない流れの中で、こういう言葉を使えば使うほど、消費者は「胡散臭い」と感じるようですね。)

「お歳暮見極めキャンペーン」はいかが?鹿児島の43歳のパート兼主婦さんから、こんな提案をいただきました。
1.ギフトシーズンの1か月位前から、お歳暮セットを展示して、「この中身のお茶はコレ」と超少量販売する。(飲み比べ用の一煎パック販売のイメージでしょうか? )
2.おうちに帰って、夫婦で(或は家族で)飲み比べて「おいしい!」と思ったお茶をお歳暮で贈る。→自信を持って(心を込めて)贈れる。
3.いつもよりもランクが上のお茶を「先様のために」という大義名分でお味見するのは、楽しくて新鮮な家族のイベントになりそう。→「通」の気分を味わえる。
題して「選ぶのはワ・タ・シ お歳暮見極めキャンペーン」。新商品の「飲みきり袋」、「いい試みだけど、どんな風に始めればよいか掴めない。」というようなご相談をいただきますが、まずはギフト前に期間を限定して、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?