金粉茶? 大福茶?

お年賀にお茶

 お茶に関する座談会の会話では、お年賀を渡す頻度は、お中元やお歳暮に比べて減少していないという肌感覚があります。年末年始に帰省したり親せきや旧友に会ったりするからでしょうか?
実際に、お正月にお店をオープンすると、内祝いギフトやフィルターインボトルの自家消費が動く、とおっしゃるお茶屋さんの声も複数聞きます。
お茶の世界でお正月アイテムと言えば「大福茶」ですが、これがなかなか「伝わりにくい」のです。「どういうものか?」と質問されたときに、六波羅蜜寺の話など始めてしまうと収拾がつかなくなります。「どう読むのか?」と聞かれると、「だいふくでもおおぶくでも。。。そもそも王服茶と書くこともあり。。。。」と説明は長くなるのですが、まったくワクワクしてもらえないのです。

おめでたい金粉茶

 座談会で、お正月のお茶のイメージを聞くと「金粉茶」と「お抹茶」は出ます。金粉茶(正式には金粉入り煎茶)は、「高級そう」「おめでたい感じ」と直感的にお正月らしさが伝わるアイテム。急須はお正月しか出さない、とおっしゃる消費者も多いですが、きっと茶葉でも大丈夫!! 「金粉入りほうじ茶」とか、「金粉入り水出し茶」とか、いろいろなアレンジも楽しそうです。

初春とお抹茶

 お正月のイメージで座談会の話題に出る「お抹茶」ですが、急須に比べて茶筅の所持率は稀有なので、ほんとにお正月に抹茶を点てる人は、60人中1名くらい。でも、もしかすると、抹茶ミニシェイカーを使うと、お正月のお茶事情が変わるかもしれないですね! お年賀もよいですが、立春まで使える初春のパッケージを使えば、ビジネスのお年始まわりにも用途は広がります。お正月を日本茶生活のきっかけにできるかもしれません。
冷たい抹茶原液を作って、それをアレンジするレシピは次月でご紹介しますね。