日本茶まぜまぜマイブレンド

ワケイのお茶!?    

 2009年度の新茶袋のデザインを決めるための座談会行脚の旅が終わりました!  
 今年は特に「日本茶でマイブレンド」と称して、和系のお茶(「ワケイのお茶」と読みます。座談会で若い子たちが、緑茶・ほうじ茶・そば茶・柿の葉茶・どくだみ茶などを総称して呼ぶ名称)とフルーツやハーブをお好みでブレンドしていただく、という趣向。
 若い世代は予想通り、60代以上の世代でも私たちの予想に反して盛り上がり、一気に座談会は和やかムード。
 お茶ってコミュニケーションの道具なのだなあ、ということを再確認することとなりました。


実際の段取り

 実際の進め方はこんな感じ。煎茶・ほうじ茶・番茶・ソバ茶・黒豆茶などのベースになる和系のお茶に、ハーブやドライフルーツ、はたまたしょうがなどを用意しました。

 ガラスの急須を人数分用意して、それぞれ好きなものをお好みの分量にて投入していただき、皆で飲み比べて採点するという段取り。
 一番盛り上がったのは東京の30代後半~40代のグループ。選んでいる間キャーキャー楽しそうなだけでなく、試飲中も「きゃあーゲロゲロ、だしの味がする!」「結構フルーツのほの甘い感じがクセになる。癒されるわあ!」「発見!煎茶とペパーミントはベストカップルじゃない?」とテンションの高さが持続します。
 最後には「家に帰ってやりたい!」「ドライフルーツを小さくカットしてやってみて、余ったら食べちゃえばいいのよね!」という結論。
 「お仕着せじゃなく、自分のためにカスタマイズしているというプロセスが楽しい!日本茶に生まれて初めて受身ではなく参加した気分です!」と語った30代の主婦の一言が心に残りました。


私の憲法にはない!?   
 
 

 逆に年配グループは、「えーっ、日本茶に混ぜるの?言語道断!」「ありえない!お茶を作った人に申し訳ないでしょう。日本茶と果物を一緒にするなんて、我が家の憲法にはありません!」と最初はなかなか腰を上げず抵抗されるのですが、誰かが急須の中に何かを入れ始めると、「そうね、私ならこういう組み合わせの方が‥」と徐々にエンジンが回り始め、最後の試飲会は真面目に「ソバ茶は香りが強いので大量に入れると他に何を入れても負けるわね」とか「健康への効果を考えて私は○○と○○をブレンドしてみたわ!お肌すべすべブレンドと名付けようかしら?」と具体的な講評が続きます。

 但し、「楽しかったけど、自分で用意してやろうとは思わないわね。ファミリーレストランのドリンクバーにあったら楽しいでしょうけれど」という結論でした。

 年配グループは煎茶や番茶をベースに使う人がいないのも特徴。「やはり日本茶はそのまま飲むのが一番おいしい!」と、アタマから決めているご様子でした。