ビーガンと抹茶?!

世代交代が加速。

 新茶内覧会の旅も折り返しました。1月末に鹿児島からスタートして北上し、今月の中旬には仙台で幕をおろします。今回、特に感じるのは、世代交代が加速している、ということです。若いご夫婦が来られる、将来家業を継ぐか継がないか迷っている学生のお子さんを連れて来られる、「数か月前に実家に戻ってお茶屋になりました」とおっしゃる若い青年が友人のデザイナーさんと一緒に来られる。
ワクワクします。

抹茶ミニシェイカーでワークショップ。

 皆さん、自分のまわりの同年代は、自分のようにお茶を飲まないことを実感していて、だけど、いやだからこそ、日本茶にノビシロがある、と感じられていることが共通点です。特に「抹茶を身近にするたたかいワークショップ」は大好評で、「完コピします」「これは使える!!」「すぐやります」など相当な熱量なのでした。
 もちろん、自分のお店でワークショップをするときのネタとして、「道具(抹茶ミニシェイカー)を参加者の人数分揃えても千円以内」とか「抹茶ミニシェイカーという道具がワークショップとセットで消費者の生活に取り込まれるので絶対に抹茶が売れる」という感想が多いのですが、他の視点はわたくしの想定外! 勉強になりました。

インバウンドと抹茶。

 いわく「今、インバウンド向けのホテルの飲食に提案しているところなので、メニューだけじゃなくてお土産にもつながります、と提案してみます」とか「急増しているビーガン(動物由来のモノを一切食べないヒト)に絶対ウケルはず」とか「屋外のイベントでも気軽にできるから企画を考えたい」とか。
 やわらか頭の次世代出現!! きっと日本茶を買いたくなる仕掛けが、どんどん生まれることでしょう!