タネを蒔く・日本茶テイスティングフェスティバル

「世界初」に挑戦?!

 「日本茶の店頭での試飲は、これを買って、というオーラをバリバリ感じるので飲んだ気がしない」「ワインのテイスティングみたいに、ゆっくりと飲み比べられたらいいのに」「日本茶はプロが淹れたのが一番おいしい」

 こういう座談会で語られる代表的な意見を集約してイメージして企画した「日本茶テイスティングフェスティバル」。11月3日に、高円寺金子園さんと一緒に、挑戦することが出来ました。

 なんといっても、世界初?! 全部で数十種類の日本茶を急須でいれてテイスティングしていただく日本茶ファンを作る種蒔きのイベントです。開催場所の選定・人集め・マスコミやWEBでの参加者募集・お茶の選定・お茶の淹れ方・配布物・展示・設営・お土産・お湯の運用・湯呑みはどうする?後から後から新しい問題が発生してくる中で、どうにかたどり着いた当日でした。

 一回1時間半の入替制を2回。全部で300名以上の参加者が来場され、大盛況のなか無事終了。とても和やかに、「すごく勉強になったし、楽しかった!」「次はいつやるんですか?」とのお客様の声に、「挑戦してよかった!」と私たちも達成感を感じることができました。


日本茶の需要を創造する。

まずはお客様の声から。

 「中国茶を色々楽しんできたが、餃子事件から安全性が心配になりちょっと遠のいていた時に、このイベントを知って足を運んでみた。煎茶だけでも、こんなに味も色も香りもちがうなんて新鮮な驚き!楽しかったあ!(※1 アラサー世代の女性)」「すごく豊かな時間でした。金子園さんのお茶しか買わないファンだったけれど、今日は大ファンになってしまいました。(団塊世代のご夫婦)」「お菓子もとてもおいしくて、お茶の格を上げているような感じ。いつも飲んでいるペットボトルとは全然ちがって、『お茶を楽しむ』ということがわかりました!(20代と思われる女の子)」「いれてくれるスタッフが親切で、お茶の説明もわかりやすくて、子どものために湯冷まししてくれたり、感じがよかったです。お店の前はよく通るけれど、入る勇気がなかったので、今度お店に行ってみようと思います(3歳くらいの女の子を連れたお母さん)」

 どちらかというと、常連さんでない若い方の方が、長居をされて、熱心に色々なお茶を飲み比べメモを取る感じです。中には母娘で着物を着てご来場された方もいて、豊かな時間を過ごすことで日本茶の需要を創造するイベントなんだなあ、と実感しました。

※1、「※アラサーとは「アラウンドサーティー(around 30)」の略で、30歳前後の女性のこと」


スタッフのモチベーションもアップ。

 そしてお茶屋さんのスタッフからも「すごく楽しかった!売らなきゃ、という意識から離れて、無心に美味しいお茶を飲んでもらえて、とてもよかった」「もともと販売が主眼ではなかったので、期待もしていなかったのだけど、売ろうとしなくても、高いお茶から順番に売れて行くことに驚きました。」「日本茶って、こんな風にお客様を感動させられるんだってことに感動しました。すごく勉強になって、社員のレベルアップにもつながったと思います」と嬉しい言葉をいただきました。

 そう!これから大切なのは、「いかに安くしないで買いたくなっていただくか?」という仕掛けなのだと思います。

 売ること。つまり刈り取ることばかり考えずに、土を耕し、タネを蒔き、水をやり、日本茶の需要を育てていきたいな!今回のイベントで、日本茶まだまだイケル、と確信した私たち。夏のシャカシャカ抹茶、秋から冬のテイスティングフェスティバルと、日本茶の需要創造に向けて精進してまいります。どうぞ「一緒にやりたい!」と思われたお茶屋さん、お声がけくださいね!

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