日本茶のコトバと意味のズレ方

柿の葉茶の水出し?!

「あら水出しっておいしいのね。水出し用って書いてなくても、どんなお茶でも水出しできるの?」
「はい、大丈夫です」
こんな会話のもと、フィルターインボトルをお買い上げいただいたお客様。後日、ご来店されておっしゃったこと。
「柿の葉茶でやったら、全然お湯だしの方がおいしかったわ」
ええええ。そうか、こちらは「どんなお茶でも?」と訊かれたら「チャノキ」を前提にしているけれど、消費者は麦茶も柿の葉茶も「お茶」なんだなー。

溶ける新茶?!

新茶の季節。ティーバッグの和チャック(600円)と一回分の茶葉の一煎パック(200円)を手にしてたお客様。「こっちの小さいのは飲み切りってことね?新茶でこういうの初めてだからうれしいわ」とご購入。
数十分後、江戸切子の素敵なグラスに茶葉と水が入った状態でご来店され
「どうしたらいいの? 溶けないんだけど」とおっしゃいました。
ええええ。そうか、茶葉が水で溶けると思っているのかーー。

エントリ―ユーザーこそがど真ん中

いずれも、日本茶エントリーユーザーさんとの出来事です。年齢は50代。コトバは通じているようで、実際意味はズレて届く。「消費者の今」を嘆くのではなく、「消費者の今」にこちらがアップデートすることが大切だと感じます。