セミナーin吉村関西営業所。聞くだけでなく実践するカリキュラム。誰にとっても買いたくなるほど魅力的でないということです。みんなが「おいしい」という土俵で戦っているとしたら、敢えて土俵をずらしてみる。みんなが白という土俵の中で「私の白は〇〇です」「いやいや私の方がもっと白いです」と微差の戦いをしているのであれば、敢えて「私は青です」と言う方が、お客様がその存在を見つけてくれる確率はぐんと高まります。パッケージ、ポップ、店構え、季節感、ショップカード、販売員のトーク、制服、ギフト提案、陳列、什器、照明、BGM、経営者の使命感、品揃えのラインナップ。これは全て一見さんのための仕掛けです。経営者の仕事は未来の売上を作ること。大切なのは、総合的な魅せ方です。未来の顧客を創造することだと考えると、お茶の味以外にやるべきことが沢山あることに気づけるはずです。スターバックスが茶専門店「ティーバナ」を世界で数千店舗の多店舗展開をすると言います。日本に上陸してスターバックスみたいに増えてくると、日本酒がビールやワインなどの洋酒によって主役の地位を奪われたように、日本茶が奪われるかもしれません。黒船が横須賀港の沖合に来ているのに、多少火縄銃の腕を上げたところで何も変わらないでしょう。自分も含めて変化のスピードを上げなければならないと強く思うようになりました。今回、ながた茶店の長田佳子さんとパートナーシップを結んで広尾に椿宗善の看板で店を出せました。今まで長田さんの店舗があった商業ビルの再開発を機に「ながた茶店」の看板を封印し、「椿宗善」として新店舗をオープン、再出発することを選ばれたのです。もともとのファンがいらっしゃるので、メインのお茶は中身を変えず「女流茶人長田佳子のお茶」としてパッケージをリニューアルして残しました。私は椿宗善のフランチャイズではなく、茶文化再生パートナー事業として、既存のお茶屋さんのブランディングのパートナーになりたいと考えています。パートナー事業に参加するしないは別にして、大きく変化しなければならない、「変化しますか?やめますか?」というくらいのところまで来ているような気がします。●茶文化再生パートナー事業へ10株式会社椿宗善【本社】〒913-0053福井県坂井市三国町青葉台10-30電話0776-82-8860FAX0776-82-8861【福井店】〒910-0006福井県福井市中央一丁目20-27山口ビル1F電話0776-25-5630FAX0776-25-5631【金沢店】〒920-8583石川県金沢市武蔵町15番1号めいてつ・エムザ地階電話076-260-0166【広尾店】〒150-0012東京都渋谷区広尾5-8-1株式会社ながた茶店東京電話03-6455-7581http://tsubakisozen.co.jp
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