それでもきちんとお茶を淹れる。寂しさから逃げずに背筋を伸ばして。年を重ねた者の寂しさは火のような激しさには遠い。まるで寂しさを咀嚼し味わうように深く 潔く 愛しい。(あかしかなこ・エッセイスト)画:光永 梨江2
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