●本店の「博多茶くら」もとても素敵です。して50℃と言っても習慣がないのです。それならいっそ水で出そうと、ホームパーティーやレストランメニューで水出し玉露を提案しました。「中国人は暑い夏でも熱いお茶なんだからムリ」と反対意見もあったのですが、やってみるとノンアルコールの高級な飲み物としての需要があるんですね。ブランデーグラスで香りを楽しむウェルカムドリンクとして採用され、残った茶葉を柚子こしょうであえて巻きずしにするなど、現地のシェフの発想は刺激的です。札の切り方、タイミング、企画力・商品力はその掛け合わせなので、可能性は無限大です。四店舗あった小売店舗をこの本店一つに集約しました。福岡はアジアから見たら日本の玄関口ですから、中国のTEASHOPのような海外に向けて日本茶を発信できる場かったのです。カフェではなく、きちんとんでいただいて、気に入ったお茶を買っ家庭で飲むお茶だけでなく、贈りものとしてお茶を選んでいただく。不器用なので、「お茶屋さん」であることにこだわっています。待っているだけではなく、外に出てつながることを大切にしていますが、その方たちをお迎えするというのもこの店の役割の一つです。九州大学などの留学生の日本文化体験としてこの店でセミナーをさせていただいたり、アジア太平洋こども会議(APCC)の子どもたちの国際交流の場としても使われます。先日は地方紙の対談がもとで、女性の書道家の方の生徒さんに日本茶の淹れ方セミナーをしました。一回は五人十人という規模ですが、対面できちんと深く伝えていく。自分のファンを一人ずつ増やしていく。今ここで懸命に取り組んでいる、その積み重ねこそが、未来の販売につながっていくのだと思うのです。所を作りた説明して、飲ていただく。九州といえば結納にお茶。店の奥に畳のスペース。日本的な空間が広がる。10上質なお茶の時間を感じさせる陳列。のれんをくぐると、シンプルで格を感じさせる店内。二階が本社、一階が「博多茶くら」。すっきりとした「和」の外観。床の素材も気品がある。細部に神は宿る?!西福製茶株式会社〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前1-24-14電話 : 092(431)3349FAX : 092(451)2429URL : http://www.nishifukuseicha.co.jp/博多茶くら〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前1-24-14電話 : 092-431-3272URL : http://www.hakatasakura.com
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